【レコード発売（1983）】
’８３ＷＡＫＡＹＡＭＡ ＢＥＳＴ ＳＯＵＮＤＳ ＰＡＲＴⅠ
ザ・メッティー・チャイルドが誕生して１年と６ヶ月が過ぎたころ、レコードをつくるという話が金ちゃんから入ってきた。
（株）Ｉ・Ｒ企画制作とレコードジャケットに書かれていますので、そこが企画して和歌山のアマチュアバンドを集めてのレコード化という話だったように思います。
RECODING at Ｉ・Ｒ企画
RECORDING MIXED by 伊原木功和
RECORDING STUDIO at スタジオ・アイ ／ 神保スタジオ
DESIGN by RICKY PLANNING
￥２８００SIDE.A
１．ＷＥＥＫＥＮＤ ＭＹ ＤＲＥＡＭＩＮＤ
作詞：花谷ひろみ／作曲：片山博之／唄・演奏：ＬＡ－ＣＵＮＡ２．ＫＩＮＺＩのバラード（Good-By My Sweet Song）
作詞・作曲：小野田金司／唄・演奏：ザ・メッティー・チャイルド
ロマンチックな星が流れた木曜日
煙草のけむり ライトの中ゆれるフワフワ
カセットからはもう２度目 すてきなラブソング
サザンが唄う大好きな恋の女のストーリー
「ふられちゃうのね今日 あたし 何度めかな」
笑いながら涙があふれて止まらない
電話でわかってたあなたの心
でも私 本気で信じて信じてたかったあなたはずっと黙りこんだまま
私もじっとうつむいたまま時計が二人を別れさせていく
いつもと同んなじ顔したまま「ふられちゃうのね今ここで あたし 何度めかな」
笑いながら涙が、チキショー涙があふれて止まらない電話でわかってたあなたの心
でも私 死ぬまで信じて信じてたかった電話でわかってたあなたのあなたの最後の言葉
さよならMy Darling! Good-Bye My Sweet Song
３．ＤＡＲＫＮＥＳＳ
作詞・作曲：鈴木マサノリ／唄・演奏：ＭＩＬＬＩＯＮ ＫＩＳＳ
SIDE.B
１．Ｓｏｌｅｉｌ
作曲・編曲：木村 智／演奏：シルバースタッフ２．ＧＲＯＯＶＩＮ’（グルービン）
作詞・作曲：川端浩二／編曲・唄・演奏：ＦＵＳＨＩＮ ＷＩＴＨ３．ごめんね ＴＯ ＹＯＵ
作詞：広畑和子・智子／作曲：桂 節／唄・演奏：ハンディー・らぶ
４．夢をもう一度
作詞・作曲：小林 伸／編曲・唄・演奏：シャロンズ“ＫＩＮＺＩのバラード”に（Good-By My Sweet Song）というサブタイトルがついていたなんて、今までちっとも知らなかったなー！
なにしろレコードディングといっても、何ともはや緊張感などこれっぽっちも感じられない、いつもの雰囲気でやっていました。このころは、こわいもの知らずのメッティーだったのです。
待ち時間が長く、うちの番が来たときには、「わしらは、一発で終わるわなー」てな具合でした。実際、そんなに時間はかからなかったように記憶しています。
ヴォーカルとリードギター以外はほぼ一発録りみたいなとりかたをしたような気がします。ベースとドラムをいっしょに録っているときも、ヘッドホーンからギターやヴォーカルが聞こえるようにして、バンドでやってるのに近い環境で録音していきました。
はじめはスーツ姿で歌っていた金ちゃんが、気がつけばステテコ姿で歌っていたのには、笑ってしまいました。（あの頃の方がおっさんチックな格好をしていたような…）
さて、どのくらいでこの曲が仕上がったのかは忘れてしまいましたが、録音が終わり、トラックダウンを残してその日は解散しました。しかし、ここでマッカンに恐怖の電話がかかってこようとは、誰が知っていたでしょうか…。
そうです、マッカンが家路について間もないころ、電話が鳴った。「実は、マッカンのリードギターの入ったトラックが消えてしもた…」こんなとてつもないウソのような内容だったそうです。結局後日マッカンだけが録り直しということになったのでした。
また、このころメンバーそれぞれが、いろいろなニュージックシーンで活躍をしていました。
“ＦＵＳＨＩＮ ＷＩＴＨ”では、ＦＵＳＨＩＮことヒロジを中心として、一女もいっしょにやっていました。“ハンディー・らぶ”では、マッカンがプレーしています。
レコードに入っている歌詞カードのところに各バンドからのメッセージが書かれています。
＜ＭＥＳＳＡＧＥ＞ ザ・メッティー・チャイルドは１９８２年１月４日誕生。平凡な会社員、先生、漬物屋さんと仕事はみんなバラバラ。もちろん強烈な個性も音楽指向も全員まちまち。But 目立ちたがり屋と笑いが大好物という点で全員一致。現在ピクニックサークルとなり音楽から離れているが、夏になるとまたひとあばれしようと現在充電中。（ザ・メッティー・チャイルド）
このメッセージにあるように、この秋ごろは毎週アウトドアでした。ＬＩＶＥも練習もやりすぎやから、少しの間音楽からはれようということで、川・海・山などギターなんかを持っていくことなく、メッティーファミリー１５～２０人ぐらいでいつも移動していました。しかし、このピクニックサークルも１ヶ月とちょっとで解散して、またもやがまんできずに音楽活動を再開したのでした。
