【ザ・メッティー・チャイルド:第1期黄金期の終幕】

 メッティーチャイルドの第1期黄金期にも終わりがきます。
 まず、一女が結婚を機に脱退したこと…。あとにアラレという子を紹介して去っていってしまいました。いやーアラレはすごくがんばってやってくれていましたし、アラレのボーカルもなんか若くって変な色気?があって、録音して喜んだりしていました。
 そんなこんなで、
1986年4月にヨガが帰ってきます。1982年6月、メッティーチャイルドを捨てて世界をまわっていたヨガが帰ってきたのです。もちろん喜んではいたのですが、そう簡単には素直にうれしさをあらわすほどメンバーは甘くはないのです。
 ヨガが練習に顔を出したときのぎゅうどんからの一声「おまえ何しにきたんよ?仲間に入れちゃれへんでぇー」だったのです。
 しかし、そんなことに負けるほどヨガは弱くなく、それ以後もしつこく練習にきたのです。この当時アラレとヨガのツインキーボードでやっていたのです。今から思うと贅沢!
 さて、そうこう言っているうちに、1986年11月に私も結婚し、結婚パーティーを最後にアラレもぬけていきました。
 この時期、メンバーで結婚組が金ちゃん・ヒロジ・ぎゅうどん・松井の4人。まだ結婚せず就職も?だった「和歌山どないするんやろ軍団」がヨガとマカセという6人だったのです。
 結局この6人はメッティーチャイルドの誕生時の純粋なメンバーにもどったというわけです。
 しかし、結婚とそして、子どもができたりで、私も休みがちになったりで、バンドとしての動きはやや鈍くなっていました。
 1987年5月には、黄金期の最後をかざった【一発逆転】とのジョイントコンサートin県民文化会館を開きます。燃えつきる前のロウソクといったところでしょうか。お客さんもいっぱい入ってくれたし、このときの演奏はなかなかカッコええし、充実しているのです。

 そして、何よりも第1期黄金期に終止符を打ったのが、松井の脱退です。
 という時、奈良に住んでいた松井は、毎週練習のために奈良から車をとばして来ていました。しかし、せっかく奈良から来ても、メンバーがそろわなくて練習がながれたりすることが何回かあり、ついに松井もメッティーチャイルドを離れてしまったのです。せっかくベースアンプを買ったばかりのことでしたので、きっと彼はぬける気はなかったのだろうと思いますが…。
 しかし、結局この松井脱退事件が、メッティーチャイルドの第1期黄金期に終止符を打つことになりました。
 そうそう、この頃はもう週1回のLIVEもやっていませんでした。週1回の練習が精一杯だった時期です。
 はたしてメッティーチャイルド、これで終わってしまうのか…?