Ａ142お返事が遅くなりました。それではさっそくですが…。
　自慰行為、今は【セルフ・プレジャー】とよび始めています。
　まず、幼児だって、もちろん赤ちゃんでもペニスやクリトリスをさわっていれば，心臓がドキドキしたり，心地よくなったりします。別にセルフ・プレジャーがつづいたからといって心配することはありません。むしろ将来に深い影響をもたらすとすれば親の態度です。「いけません」「きたない」など大変いけないことをしているように叱ると、何かわからないが下半身を自分の大切なものと考えられなくなることがあるようです。
　声をかけ、抱き上げ、気持ちをそらせるように、暖かく迎える方が効果的ではないでしょうか。
　また、８才ですから、いろいろお話をしてあげてもわかると思います。
　まず、お風呂などで自分の性器を鏡にうつしてみるというのもいいと思います。そして、ここから赤ちゃんが生まれるというような話などをして、とっても大切なところなんだという話をするのもいいでしょうね。
　幼い子のセルフ・プレジャーは案外頻度の高いことです。心理的な不安もあるかもしれません。エネルギーがあまり、からだを使って遊びたいのに、周囲につきあえる友だちがいないとか、両親が忙しくてかまってくれないとか…。いろいろな要因がからみ合っている場合もあります。
　以上のことから、叱るというのではなくって、いろいろと性について話をするとか、絵本を一緒に読むというのもいいでしょうね。
　下にあげた本以外にも図書館や本屋さんに案外たくさんあると思いますので探してみるもの楽しいかもしれませんよ。
＊「あかちゃんはこうしてできる」　えとぶん・Ｐ．Ｈクヌーセン　やく・きたざわきょうこ
＊「せっくすのえほん」　えと文・みずのつきこ　　かんしゅう・やまもとなおひで
＊「性の絵本」全５冊　小学校中学年から中学生向き　編著：山本直英・高橋美智子・安達倭雅子　　画：木原千春
　なにしろ、セルフ・プレジャーを大切な行為として受けとめ、また、その行為はプライベートな行為なのだということを話してあげたらいいと思います。